❚ネスレ日本 インスタントコーヒーや菓子など130品目余値上げへ

ネスレ日本は、来年2月以降、インスタントコーヒーや菓子など、合わせて133品目の価格や内容量を見直します。インスタントコーヒーでは、「ネスカフェ エクセラ 40g」など12品目は、価格を引き上げたり、内容量を減らしたりして、10％から20％程度値上げします。
また「ネスカフェ エクセラ つめかえ用袋」など3品目は、内容量を減らしたうえで価格を引き上げ、1グラム当たりの価格は、最大で78％上がるということです。
このほか、ペットボトル入りのコーヒー8品目をおよそ21％から28％値上げするほか、「キットカット」などの菓子25品目も価格を引き上げたり、内容量を減らすなどして、実質的な値上げ幅はおよそ7％から44％になるとしています。

とこのようなニュースが11月ありました。コーヒー好きにとっては少し痛手ではありますが、背景を知ると納得せざるを得ない部分もあります。

☕ネスカフェの値上げ、その背景は？

ネスレが値上げに踏み切る背景には、以下の理由が挙げられます。

1.原材料費の高騰
コーヒー豆の主な生産地であるブラジルやコロンビアでは、近年の異常気象や病害虫の被害により収穫量が減少。また、国際的な物流コストの上昇も影響しています。

2.円安の影響
輸入品であるコーヒー豆は、為替レートに大きく影響されます。円安が進むことで、輸入価格が高騰し、メーカーが価格に転嫁せざるを得ない状況です。

3.生産コストの増加
燃料費や包装資材費の上昇も、製品価格を押し上げる一因となっています。

値上げは避けられない現実ですが、このコーヒーの香りとホッとする一息が楽しみですよね。