GX志向型住宅の補助が早くも終了。わずか3カ月で予算上限に到達🏡
GX志向型住宅の補助が早期終了!わずか3カ月で予算上限に
2024年7月22日、「子育てグリーン住宅支援事業」の一環として展開されていた GX志向型住宅 の補助金受付が終了しました。受付が始まったのは5月14日。なんと、わずか約3カ月で総額500億円の予算が使い切られました。
GX志向型住宅ってどんな家?
GX志向型住宅は、断熱等性能等級6や、一次エネルギー消費量35%削減など、ZEHを上回る次世代高性能住宅です。補助金は1戸あたり最大160万円。未来を見据えた“かしこい住まい選び”を後押しする制度として注目されていました。
予想を上回るスピードで申請が殺到!
5月と6月はそれぞれ5,130戸、6,140戸の申請があり、順調なスタート。ですが、7月に入ると申請が急増。20日間ほどで予算の64%(320億円分)が一気に埋まりました。
その背景には、賃貸住宅の申請受付が6月30日から始まったことが大きく影響しているとみられます。複数戸をまとめて申請できるため、大規模な事業者の動きが加速したのです。
地域の工務店も一気に動き出す
制度が始まった当初は、「高性能住宅は大手だけの話」と思われがちでしたが、徐々にその内容が広がり、地元工務店や施主の間にも「今がチャンス」との声が広がりました。
春から初夏にかけて準備していたビルダーや工務店が、制度の理解が進むにつれて一斉に申請。結果として補助金は早期に終了するほどの人気となりました。
補助制度が家づくりを後押し
住宅業界からは「補助制度があったからこそ、一歩踏み出せた」という声も。あるハウスメーカーでは「補助金が終わっても、同額を自社でサポートします」と、新築の需要掘り起こしに力を入れています。
また、物価高や金利上昇の不安から「今のうちに補助金を活用して建てたい」というニーズが高まっていたことも、急増の一因です。
GX住宅の今後に期待
結果として、この制度により約3万1,250戸のGX志向型住宅が建てられることになります。これは、2024年度の全新築住宅着工数の約4%に相当。次世代住宅の新たなスタンダードとして、確実な一歩を刻んだと言えるでしょう。
早くも「次回の制度実施に期待」という声も聞かれています。GX住宅の波は、これからも確実に広がっていきそうです。
――GXの家づくりは、いま大きく動き出していますね🏡。